2014年7月30日水曜日

2014/07/26 Riv.Ishinami mainstream gorge

2014/07/26 石並川本流 (尾鈴山系) ゴルジュ遡行
Unfortunately this text is in Japanese only.
泳ぎに泳ぎまくりました。とりあえずビデオクリップのみアップ。


前夜、北九州よりボチボチと出発し車を走らせる。
10号線沿い、「道の駅日向物産館」に駐車して仮眠。
ココはウォシュレット付きトイレで快適です。

ソロは2回目。前回は初級だが今回は一応5級?
興奮してたのか目覚ましよりも早く目が覚める。

欅谷を遡行した際、皆にわがまま言って入渓点の下見させてもらってたので迷わず到着。水量は減水の模様。

新毛谷橋と入渓点の橋や駐車スペースについて。新毛谷橋の下に入渓点の橋があり、その横に駐車スペースがある。
写真上が新毛谷橋。と、いう事は下の入渓点の橋は毛谷橋?

スペースは詰めれば3台は駐車可能ですが、川遊びの人が来るので端にとめたほうが無難です。ワタシは真ん中に停めて迷惑かけちゃいました。ごめんなさい。

入渓点。
下の橋から飛び込み用の縄が2本(@_@;

さて、泳ぎまくりましょうか!


水面は静かで標高が低いため水温は朝一番でもぬるい。

スグに石並川特有の景色に。
水の透明度もなかなかよろしい!

泳ぎっぱなしかと思っていたが、瀬も多い。
全体を通して距離的に3/5位は泳いでいるカンジ。

今日の足元はFIVE TEN water tennie(初期型)。
乾いた岩の部分を除き、河原の石は(地衣物は濃い茶系)ぬめりが強くステルスは難儀する。小牧谷もそうだったが、石並川水系はフェルトが良い様です。

減水してるからか、側壁からの滝は少ない。


いうまでもありませんが、遡行と言ってもほとんどがこの様な泳ぎ。ひたすら泳ぎ。黙々と泳ぎ。

泳ぎもへつりも体力要るので、両岸が歩ける時は無理に泳がない。

こんな「へつり→這い上がり」箇所が簡単だが意外に面倒。

釜に差し込む日差しで水の色が輝いて癒される。

水面に移る青空。
暇なんでみっちいとブツブツ話をしながら泳ぐ。
誰か見てたら頭おかしくなったと思われるかも。いや、ココ泳いでる時点で既におかしいな。。。

まぁ、ゴルジュっちゃあゴルジュかも。

日も差してくるし由布川みたいに両岸がそそり立ってもないので威圧感、圧迫感は殆どない。

やっとアクセントになる2m滝の釜。
クリームソーダで綺麗だがもちろん要注意。
まぁ、今日は水量少ないしライジャケつけてるから浮力不足って事はないとは思いますが。
右が簡単だけどその先が泳ぎになるため渡渉して左壁を苦手なクライミング。

丸木谷出合が見えてきた。
ここの谷も土砂の影響が。

以前は水流を見極めながらガンガン泳いでただろう大釜はスタスタと河原歩きに。
ここで一休みして行動食。
アレ?携帯のアンテナ立ってる!?
sgさんに滝の写真を送信。

写真で見て想像してたよりちいちゃな滝でした。

チョット行くと「アッ!何か有るなっ」と感じる。
正面に壁がそそり立って谷が折れてる?
ゴルジュに有りがちな雰囲気。

ドンピシャで勘が当たる!
リフトさんが言ってた核心の滝の様だ。

チャプチャプと泳ぎながら弱点を探すが決定的に弱い部分は見つからない(^_^;;
緩い放射状流があり泳ぐのを止めると押し戻されて下がっていくし写真や動画も撮らないといけないので忙しい。
釜で滝の反対側に浅瀬があるためソコまで泳ぎザックを置いてゆっくりと眺める。

浅瀬から正面の滝。
いゃ〜、いい天気ですね♪
減水気味でゴルジュ突破には絶好のコンディション。
左壁のどこかを登るのは分かるケド「残置スリングを頼りに」とか「残置にあぶみを使って」とか見たような気がするがスリングは無いよ(^_^;;

今日は突破のインチキ道具満載で臨んでいるのでストロングスタイルで空荷で水線右から攻めてみる事にする。
へつりで近づくもやはり水流は速い<当たり前やろ!
ソロなんでサラシ場に沈んでも誰もロープで引き揚げてもらえないし、仕方なく左からへつる。

まぁ、詳細にイロイロ書いたら面白くないでしょうから現地で楽しんでくださいませ。沢はいつでもオンサイトですから。
因みにこの水量なら残置は不要です。

滝上から。
ライジャケ着けてないと、巻き込まれたら潜って泳がないと脱出できないかもね。

その後は泳いだり河原歩きしたり。
天気良いので水面も緑も綺麗でした。
側壁も低くなってフツーの沢歩き。

途中から水の透明度も一層良くなりました。

頭上に朽ち果てた橋。
右岸に林道っぽいものも見えるように。。。

とっても綺麗なのですが、谷が平凡になって正直飽きてきたところ前方に橋が出現。

予定では、この先の数個の滝を登り小牧谷出合まで行って脱渓の予定でしたが、核心の滝の先がこの河原歩きでテンションが下がってきたのでここで終了としました。


楽しい水遊びでした♪

さて、これからがワタシの核心。
炎天下の林道、熱中症との戦いの開始です。
でも、林道は日陰の場所がほとんどでフラフラになる様な事はなく、支谷を発見する度に頭から水浴びしながらゆっくり2時間で入渓点に戻る。

途中で丸木谷に掛る橋。あじわいのある古い石版。
一泊してココから入渓し丸木谷も遡行したかったけど、慣れないソロなんで欲張らない事にする。


入渓点に戻ると2家族が子供を水遊びさせてた。川ガキは上半身裸でも寒くないようだ。こっちは上下5mm厚ネオプレンなのに。ガキのイルカの浮き輪がゴルジュ突破に使えるか気になったがお母さんの前で「乗せて!」と言えなかった。

次回、このエリアに来る時は丸木谷とメジャーな甘茶谷とかのセットがいいかも。

2014年7月27日日曜日

2014/07/19-20 ochimizu-dani

2014/07/19-20 落水谷(大崩 祝子川水系) 左俣遡行〜榎峠〜右俣下降
Unfortunately this text is in Japanese only.
天気予報は晴れ。現地の下界はピーカンだったのに山は土砂降り。他の沢転進も健闘したが、どこも似たような天気だろうという事で、取り敢えず水量を確認し、遡行途中で増水したら林道にエスケープする事にする。

予定の駐車地点の手前で倒木が塞いで通行不可。仕方なくバックして手前の広い路肩に止めて出発。

予定していた本来の駐車地点。
これから、林道を少し下降して入渓点へ向かう。

この橋から入渓。
まだかなり降ってはいるが水量は大したことないため増水を警戒しながら入渓する。

写真の右が正解なのだが左に降渓を始める。
なぜ間違ったかというと...

林道を歩いているとき(地図の上から下方向)最初の別の沢の出合を見逃してしまい、落水谷の出合の橋を別の沢の出合と思い込む。
で、一旦下流に向かい、落水谷本流に向かうつもりが実は祝子川ダムに向かってしまう。

ジャンジャン下る(^_^;
間違えたお蔭で綺麗に花崗岩の渓相を見ることが出来ましたが。下部も行ってみたいですね。

GPSを見てたメンバーがおかしいゾ!って気づいて引き換えして橋より再度入渓。

大釜の斜滝。
使う予定はないロープをせっかく持ってきてるので空身で取り付いて遊ぶ。

ツルツルの花崗岩のスラブ滝。
釜はチョット埋まり気味?

滝裏に弱点がないか見ようと近づくが直登は無理かな。
左岸右岸共に壁が立ってる。
左岸は岩が上部まで伸びているため右岸を巻く。


滝上部はゴルジュだった。
土砂降りのせいか水量も多く降りる気にはなれずそのまままとめて巻く。

綺麗な滝。
どこ登ったか良く覚えていない(^_^;;

[Star and Fire 星と焚火] の山行記録でヌメるため巻いたと書いてあった小滝。全員水線をフリーで直登する。 リスペクトしてる人がやらなかった事をやれるとニンマりと小さな喜び♪

左俣に行きたかった理由の1つ。知り合いの沢ヤさんのレポみて、ココが楽しそうだったので 。
逆S字樋状の狭っ!ていうゴルジュ。

プチゴルジュ風樋状斜滝。
寒いならカッパ着てください!
その先の斜滝。

ラスボス登場!
3段滝の2段目下より。

以前だったら2段目でも蝉になるのが怖くて右岸ブッシュ付近を行っただろうケド、最近は頭のネジが緩んできたのか水線ど真ん中を直登。
しかも登攀途中で写真なんか撮ってるし。
危ない個所と危なそうに見える個所の区別がだんだんとできるようになってきたのと蝉になったらメンバーが助けてくれるという安心感からガンガン行ける♪





現地でも行けるとすれば水線右しかないとは思っていたが、動画で見ると意外に易しそうに見えたりする。滝にビビッていた証拠か?

この後テンバを探し樹林帯の中で野営。
夜は虫とヒルの襲撃に夜通し格闘で寝不足。

早朝出発。
チャーさんピッチが落ちずグイグイ行く。

百さん、シゲさんもガンガン直登。

滝を超すのに手を置きたい場所に居たカエル。天的がいないのか全く逃げてくれず、お尻を触っても微動だにしない(T_T

お尻をグイグイと押して無理やり移動していただき無事登攀♪

チャーさん相変わらずのハイピッチでグイグイ進む。

後続も直登-直登で続く。

緑のトンネルに突き上げる斜滝。

一歩一歩快適な遡行。

天気も何とか回復気味で明るくなってきた。

まだまだ続く小滝。

滑って微妙なスタンスの小滝。
チャーさんフリーで抜け切る。
こういう細かいスタンス拾って登る滝は苦手。
チャーさんはこういう滝に強い!

クライマー百さんフォローするが以外にも、ズルっ、ズルっと滑ってる。フォローは安心感から登り方が雑になりますからね♪

ヒーヒー言いながら尾根に抜ける。
榎峠は三角点以外は何もないピークともわからない場所だったらしい。ワタシはココでお留守番でした♪

少しガスってるが以外に涼しくて助かる。
快適な尾根だが迷いやすい。でも、短い間隔でテープがずっと付いていた。

右俣に降りて降渓開始。
広いナメ床が綺麗な場所が続く。

周りが少し荒れてはいるが綺麗な花崗岩。

この後、落水谷の源頭に到着。
地図を見て左岸が降りれそうだが、登山道経由で大きく巻いて降りる事にするが、滝左岸の支谷にびっしりとテープが付いていて傾斜も緩いためそこを辿る。
多分、落水谷を見るための登山道なのでしょう。

落水滝に到着。落差60mとも70mとも。
迫力というより優雅で綺麗な滝。
下部1/4まで試登してみる。

その後、谷沿いを降りていたがゴーロばかりだし時間短縮のため途中から林道を使用して下山。

下山後もヒルチェックで出る出る!!
しかも足元固めが緩くて計3ヵ所献血。

良い沢でした。できれば晴れの日だとヒルも出にくいし水の色も綺麗でしょう♪