2015年6月25日木曜日

2015/06/20 KASHIWABA valley tributary of Riv.OMARU

2015/06/20 小丸川水系 柏葉谷遡行 南郷村
Unfortunately this text is in Japanese only.
リフトさんが宮崎の日向市に転勤になったので遊びに行く事に。北九州から宮崎の奥地は遠い!
どんな交通手段でも4時間、入渓点までだと5時間以上かかってしまう。しかぁ〜し!東九州道の一部開通に伴って金さえ出せば法定速度+αで3時間少々、入渓点まででも4時間強に (祝!!)
候補は丸木谷や桑原谷だが、まだチョット寒いのでワタ姉さんが「絶対ぷ〜ちゃん好みの沢」と話してた柏葉谷へ。  [SGさんのレポート] 見てもコレは行くしかないでしょって事で。
20(土)より翌日の21(日)の方が天気が良いし、このところの雨で増水した水の引きを考えるとコンディション的には絶対21(日)がGood。でも、久しぶりに増水したゴルジュに突っ込みたい気持ちを抑えられないので20日に決行♪
道路脇の広い路肩に駐車して河原に降りては見たものの、予想を上回る水量。この状況でニヤニヤしてる頭のネジが緩んだ方。
そういえば、似たような状況の方がいらっしゃいましたねぇ〜。デジャブ♪

スクラム渡渉や振り子でもチョット無理っぽい状況でも諦めの悪い2人。あーでもない、こーでもないと試してみるが流れが相当速いので、流される距離計算して飛び込んでも向う岸に着く前に岩場に流されてかなり危険。
夕方のニュースに間に合うのはご免なので仕方なく車で下流の橋を渡って新屋敷集落の民家横の空き地に駐車。対岸の林道を1時間程歩いて柏葉谷出合の尾根を降りて入渓した。

平水時はゴーロ歩きでしょうが腰までつかりながら進む。

50cm滝。
1stトライでパッと取り付くも強烈な勢いでクリームソーダの釜に引きずり込まれ、久しぶりに水飲んでしまった。
2ndトライは慎重にヘツった後、ツッパリ→全身ブリッジ→ステミングと中々楽をさせてもらえない。超楽しい♪


普段なら水線突破の見せ所。最悪、右からヘツって岩棚に逃げる所だが、これだけ泡立ってるとライジャケなしでは這い上がれないかも。
美しい釜に後ろ髪引かれつつ左壁を巻く。

この釜も沸騰状態!
見るだけにして巻く。

いよいよ、SGさんのレポで見覚えのある右に屈曲した第1ゴルジュ入口。右からは勢いよく水が吹き出し飛沫をまき散らしている。

ヒョォーっ! 思わずニヤけてしまう。
ココは右壁が行けそう。でも、、、泡立つ釜にドボンすると...さっきクリームソーダの釜に引きずり込まれて腰が引けたか、あっさりと諦めて巻く。

ゴルジュは続く。。。
ここもトライし甲斐がありそうな吹き出し。しかし、クリアーした後が...

樋→釜→滝の連続したゴルジュ♪♪
この水量では手も足も出そうにない。


















巻き途中から未練タラタラでゴルジュ内を覗き込みながら通過する。真夏だったら発作的に突っ込んでいたに違いないが。ライジャケ着けたら果たしてどれだけ効果的か??

これだけ増水してても水は濁りなく美しい!
独特の藍と白のコントラスト。












左右の支流から落ちる滝。







一変してゴーロ帯になる。
のんびりモードで遡行。

陽が差してくると緑と渓の美しさが倍増。

この日、一番不気味だった50cm滝。
左壁下部を削って洗濯機の様に泡立ち、イヤぁーな水流。還流に巻き込まれると脱出できなくなるかも。気持ち悪いので左を簡単に小巻き。

と、人の気配を感じてビクッとした!!
久しぶりに釣り師と遭遇。結構丸々と太ったヤマメでした。

今日はココまでにして、近い方の林道に這い上がって釣り師と一緒に下山。

なかなか好みの良い沢でした。

再訪して第2ゴルジュも見ないといけませんね。

2015年6月24日水曜日

2015/06/13 INUMODOSHI valley tributary of Riv.NISHIKI in YAMAGUCHI

2015/06/13 錦川水系 犬戻峡遡行 (山口県岩国市)
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ワタ姉さんから「沢行こっ!沢っ!」と週末が近づくとメールが来た。誘っていただくのはありがたい事だが、屋久島初遡行後に発症したワタ姉さんの「沢狂いシンドローム」は回復傾向と思えたが、またぶり返してきた様だ(^_^; 今週末も九州南部は雨模様という事で北に逃げることにする。
ただsgさんみたいなベテランと違い、下調べもソコソコで地形図も読み込んでいない地域の沢に入る程の力量は持ち合わせていないため、ネットで情報が豊富な超メジャーなゲレンデ沢の犬戻峡に決定した。直前までゴルジュ連発の浦石峡と選択を迷ったのだが泳ぎが連発すると百さんが震えあがるためこちらは諦める事にする。
寂地キャンプ場を通って寂地峡と犬戻峡の出合を目指してボチボチ歩く。

出合いの寂地峡側に掛かる五竜の滝。
登れる様だが2段目の上部は結構厳しそうだ。
キャンプ場を過ぎた辺りの低い地点から入渓。

ゴーロやら樋やらを歩いて行くとF1に。
水量は並水?の様だが日が差して天気が良い割には気温が期待する程高くなく、わざわざ釜を泳いで取り付いて水線を攻める気にはなれずサッサと登る。

下部は基本的にゴーロ歩きだ。水質は良い。
日が差し込んで綺麗だが変化に乏しい。

釜付きの小滝も出てくる。
試しに取り付いてみたりして遊ぶ。

水量が多くないためか、釜からの這い上がりも簡単で快適に登れる。水量が多いとそれなりに難しくなって面白いかも知れない。

のんびりと花を愛でながら進む。
10m程の樋。
泳ぎたい気にならないし苦手なヘツりの練習にはドボンしても安全なため最適だ。












ようやくゴルジュ状の楽しそうなF7♪
ココからがハイライト区間の始まり。
「皆が登るならロープ引きますヨ」...とリードを申し出るが、どなたもお返事いただけないのでフリーソロで登る事にする。

クリームソーダの取り付きと落ち口の処理が少し難しそうに見えるがこの水量なら比較的簡単。減水してたら水線にスタンス探るところだが、今回はツッパリとステミングのみでクリア。
アクアステルスが効いたがヌメったら相当難儀するでしょうね。

登攀のハイライトのF8。

登攀が好きな人は水線のスグ左にナチュプロ決めながら登ると楽しいかも。

セオリー通り右壁を巻く。
右壁には短い間隔で新しめのリングボルトが。
クライマー百さんやっと登る気になってくれました。

登攀は簡単でビレイ点にもリングボルト2本があるのですが、写真の様に支点が滝頭直上のためフォローのビレイ解除タイミングは、特に初心者連れや増水時には注意が必要です。
安易にリリースして足滑らせたら滝へダイビングです!

F8滝頭を渡渉した地点に立ってます。
奥の滝はF9。
左側上部に1本リングボルト。岩が乾いていればリングボルトまではほぼ2足歩行。

この谷のハイライト3段25mの犬戻滝1段目。
中央の岩を登るのは簡単だが、左滝の滝頭を渡渉する際、水量が多いとビレイした方が良いかも。

2、3段目。
ここも右カンテが手がかり/スタンス豊富でフリーで快適に登れる。ここもリングボルトあり。初心者や登攀練習にはもってこいのゲレンデ。
ココはフリーだと当然のことながら絶対落ちないのが前提。


油断すると滑るので大変危険なのが滝頭。
滑れば3段目の下20m程にByeでアウトなんで。

ズク遊歩道が隣接するため、今回はココで脱渓。

遊歩道から林道へ。
ササユリが少し咲いていました。
このエリアでは人気No.1に相応しい良い沢でした。初心者連れなら木谷峡上部、こちらは大滝もあるため初級者向けかな?


2015年6月6日土曜日

YOUZEN valley tributary of OHKOYA

2015/05/31 大小屋支流 ヨウゼン谷遡行~平家山
Unfortunately this text is in Japanese only.
週中は天気で週末土日は雨というサイクルに入ってしまってた。日曜日のみ晴れマークが点灯したため「どこか沢に行こう」とのお誘いメールがあるも、泳ぎの沢だとワタシ以外は寒いし迷っていたところ、SGさんは脊梁に 沢歩き のご予定との事で同行させていただく事に。前回の脊梁 [川辺川支流 ナカノウチ谷(脊梁)] の様に 癒し沢歩き が予定外の 岩壁に囲まれたゴルジュ遡行 になるかもしれないので今回は一応それなりの装備を準備(^_^;
舗装林道の終点手前に駐車。林道を500m程下った辺りから大小屋谷に降りてスグに右岸のヨウゼン谷に入る。少し行くと登山道の橋らしきものが。

出だしは淵+小滝が多い。
今日はファイントラックのアクティブスキン上下にTシャツ+短パン。気温も上がって来て丁度良いカンジでした。

2m程の小滝。水際はツルツルでアクアステルスは効かず良く滑ります(^_^;
こういうのが逃げ場のないゴルジュにあると1mいや30cmでも厄介なんですね。みっちぃに水中ショルダーやらされたのを思い出す。
水線に弱点が無さそうですが近づいて見て触ってみないと何が有るか分かりません!

滝を横から観察すると...ほら有りました!
滝裏にわずかなスタンス。釜が深いとドボンしても良いので登りに集中できます。ボルダーは全くやりませんが意外に通じるものがあるかも。

石灰岩質の沢らしく、途中に伏流があり枯れ沢の様。
ステルスは強烈に効きます。
このまま源頭か?...

再びチョロチョロと水が出はじめてしばらく行くとありました。水線が何とか行けそうなカンジですが、岩の色から見てヌメリが気になるところ。後は中段でシャワーに耐えられるかどうか。
ここは釜は無いため絶対に落ちれない。 
SGさんリード。ヌメリは少ない様ですが。。。
中段のシャワーを気にする様子もなく安定してフリーで抜けきりました♪
後続はお助けテープで確保していただく。


稜線手前は最近珍しく鈴竹のヤブ漕ぎ。
先頭のトレースを辿ったので楽させていただきました。竹の背丈は高いですが密度はさほど濃くないためヤブ漕ぎグレード「2級-」。
目を怪我しないように注意です!

稜線に出るといつもの脊梁です。
通った事ないのに「ここ来た事ある」って錯覚しちゃいそう。
2週間自宅警備員でしたので平家山(国土地理院の地図には記載なし)までたった2.5Kmなのにきつかった。 下山は登山道のため快適でした。
FIVE TEN water tennie は滝登る時は良いケド、下りで指に靴擦れでマメが潰れて痛かった(T_T Canyoneer 2 では生爪剥げて痛かったし。
登山靴みたいにピッタリで、足首は前後に動いても左右にブレない沢靴作ってくれないかなぁ〜。